祝日三連休

今が好き♪

1998.9.2

昭和48年の法改正で、日曜日が祝日と重なった場合は月曜日が休日とな り、土曜日を含めて3連休となった。3連休だと行楽客がぐんと増えるそう だ。実際、月曜が休みであると土日にゆっくり遊べる。海外ツアー客の数も 通常連休の30%アップと突出すると言う。
最近では、土曜日が祝日と重なった場合も月曜日に休日をシフトして、3連 休としている進んだ企業がある。

ところで、ハッピーマンデー計画と言うのをご存知だろうか。「成人の日」 「海の日」「敬老の日」「体育の日」の4つを特定の月曜日に移動して3連 休にしようという計画で、野党4会派が祝日月曜化法案を国会に提出した。 与党内でも賛同者が多いと言うから、月曜休日の実現が期待できそうである。 海外ではイースターマンデーの如く月曜指定の祝日は一般的で、アメリカの ようにワシントン大統領やキング牧師の誕生日まで月曜日にして、3連休を 増やしているところもある。

我が国でも、こうした方法を取り入れようというわけで、旅行業を始めレ ジャー関連業界はもちろん大賛成。地方自治体でも多数の市町村議会が、 「国民の祝日に関する法律」の改正を求める意見書を採択している。
だが、一方で反対もある。「せっかく慣れ親しんだ敬老の日を変えるのは、 会員の総意として大反対」と全国老人クラブ連合会。連休になればイベント の規模もバラエティも増え、なによりも子どもや孫が遊びに来易くなるので、 かえって好都合だと思うのだが‥‥。会員800万人の総意であるとは、理 解に苦しむところである。

祝日月曜化と同時に、先の企業のように土曜祝日の月曜日シフトも法制化 してしまえば更に3連休が増えて万々歳なのだが。
ホントは予算のいらない景気対策といった見方もある。確かに、経済効果も 見逃せないが、理屈ぬ きで3連休大歓迎である。