ビエンチェン

今が好き♪

2010.1.30

前号ハノイでの予定を終えて4日午後ラオスの首都「ビエンチャン」へ。空路1時間20分、この間は山岳地帯で直通陸路はありません。夕刻ワッタイ国際空港着、現地IT企業社長の出迎えを受け、都心のラオ・プラザ・ホテルまで車で15分、いたって便利な空港立地です。どこかの成田空港のように都心から遠く不便な国際空港が他にあるのでしょうか。ハノイとは別天地、街のたたずまいも静かで、ほっとします。ホテルには小泉首相宿泊時の写真が掲示され、国内最上級のホテルであることが分かります。部屋からすぐ近くに運動場が見えて、市民グラウンドといった感じですが唯一の国立競技場とのことです。国の人口600万人、わが国はODAの最多援助国ですが、三輪タクシーが市民の足、鉄道もなく社会インフラの整備にはまだまだお金と時間が必要なようです。
 ホテルでの荷解きを終えて、夕食の場所に。JICA資金で建築した文化教育センター(Lao-Japan Traditional Cultural Educational Center)にお呼ばれで、現地人センター長ご家族総出の歓迎下、家庭料理をご馳走になりました

センターにはラオシルクの織機、民具などを展示した博物館、手織りシルクの売店も併設され、お礼に私を含め何人かが170ドルのショールを奥方のお土産に購入し、喜ばれました。因みに日系企業で働く女子社員の月給は50ドル、国の最低賃金基準は35ドルと聞きました。
 JICA関連では翌日ラオス国立大学工学部の技術教育センター(Lao-Japan Technical Training Center)も訪問、こちらは昼食時にJICA派遣の日本人技術指導員も加わり日本語履修の学生達手作りのナマズの串焼き、ラオラーオ(焼酎)のにんにく酒などを堪能。同じ夜、今度は日本側がメコン川に浮かぶグルメ船をチャーターして、大学の工学部長や教授たち関係者を招待、対岸のタイの街灯りを眺めながらのナイトクルーズ、来年の再会を願って何度も乾杯で盛り上がりました。
 今回の研修会は外務省東南アジア担当課の協力もあり訪問先は国を代表する機関で、企業団体の研修会というより、JICAの視察団といったおもむきでした。世界に羽ばたくたちかわIT交流会とベトナム、ラオスの益々の発展を願って、研修会始末記とします。