番外篇(長野)

とまりぎ

2007.6.19

東京都異業種交流プラザ62では、6月の工場見学先として、幹事がセイコーエプソン株式会社と株式会社アルプスを選んだ。

早朝8時、調布集合というのに予定の7人がすでにそろっているので、マイクロバスは時間前に出発した。9時に晴天の山梨一宮国道沿いの待ち合わせ場所で、3人が加わった。ここにはいくつかの店があるが、早朝のことで開いていなく、一軒だけ洋菓子のシャトレーゼが開いていたので、そこで何人かが商品を求める。
 高速出口の間違いがあったものの、遠回りして松本市にあるセイコーエプソンサービスに着いたのは予定の11時丁度。早速会議室で導入ビデオを見たあと、工場を見せていただく。まず、ゼロエミッションを目標とする、回収・リサイクルシステムの現場である。極力再利用しようという意識が高い。もうひとつが修理の現場である。基本的に受け入れてから、一日で客先へ出荷するという。もちろん、修理費の見積が高いと、修理を拒否されることもあるとのことだった。
 予定の12:30には、比較的近くに予約してある昼食の場所へ移動を開始し、10分ほどで着いた。和室でくつろぎながら待ち、食後14:00まで時間があるので臨時定例会のごとく、検討事項の話し合いができたのは幸いであった。
 次は塩尻のアルプスへ移動。果汁とワインのメーカーで、製造工程のほとんどを見せていただく。気温も地下水温度もワインに適した土地とのことだった。ジュースもワインも元は果汁であるから、最初の一時貯蔵用のタンクは効率よく共用できるようだ。

ジュースの試飲をしながら画像での説明があり、地元で作られる葡萄、コンコード(赤、白)、ナイアガラ(白)、善光寺竜眼(白)、メルロー(赤)、ブラッククイーン(赤)、マスカットベリーA(赤、ロゼ)からできたワインをそれぞれ試飲させていただいた。
食用としてはキャンベルが好きなので、聞いてみると地元で葡萄を作っていないのと、過去に試作してみたがあまり美味くないとのだった。糖度が低いのかもしれない。最後にブランデーまでも飲ませていただき、望めば並べてあるものは追加も自由であるから、全員がほろ酔い気分で、気がついたときには予定の17時を超過していた。
 工場での直接販売は、酒税の関係からかできず、塩尻駅前のアンテナショップへ同行いただき、それぞれ気に入ったものを求めた。これも予定外のことであったから、結局出発が一時間ほど遅れた。塩尻インターからの帰りは、車中で夕陽に浮ぶ富士山を見ながら、このワインと幹事団が用意した大量のツマミが次から次からと回され、談合坂パーキングまで腹いっぱい状態で、その日の夕食はもう入らなかった。

新宿到着は、19:30の予定を40分ほど遅れたが、酔いのせいか、腹いっぱいだったからか、少々疲れたが皆上機嫌で散会した。