雑司ヶ谷七福神

とまりぎ

2013.03.11

昨年2月 とまりぎ新年会の前段で、雑司ヶ谷七福神めぐりをした。

地下鉄副都心線 雑司ヶ谷駅に6人が昼過ぎに集まった。どんよりした曇り空だった。

大門けやき並木を通って郷土玩具“すすきのみみずく”で有名な鬼子母神に向かった。ここは大黒天で開運・福徳の神さまである。本堂に手をあわせ、大国堂の大黒天を拝んだ。鬼子母神の境内を裏手にぬけ観静院(かんじょういん)に行く。弁財天(学問・芸術)が大きな石にすっきりと彫りこまれていた。
 つぎに本明寺の前を通り中野ビルの一画に納まっている布袋尊(財福・円満)に会った。大きなでっぷりした石像でいかにも円満な顔をしていた。足元にこどもの布袋さんもいて微笑ましかった。仙行寺(せんぎょうじ)は福禄寿(幸福・延命)。木造りの小さなかわいらしい坐像で「妙法福禄寿」「華の福禄寿」の添え書きがあった。JR池袋駅とサンシャインビルがもうすぐそこだ。

仙行寺から戻って雑司ヶ谷駅近くの大鳥神社に行った。恵比寿神(招福・繁栄)は真新しい小ぶりな社に納められており、残念ながら直接拝むことはできなかった。2人が先行しているようで姿が見えない。
 つぎに向かったのが清立院(せいりゅういん)の毘沙門天(富貴・擁護)。金色の毘沙門天像であった。ここは雑司ヶ谷霊園の一画で、4人は霊園の見学に入ってしまった。しばらく見学のあと、清土(せいど)鬼子母神に向かった。

先行した2人が待っている姿が見えた。待ちくたびれただろう。吉祥天(安寧・息災)は大きな石の立像。入口の石柱に清土出現所(せいどしゅつげんしょ)の文字があった。案内では雑司ヶ谷鬼子母神堂に祀られている鬼子母神像は清土のこの地から出土し、清土出現所は、ここからついた名前で地元では清土鬼子母神と呼んでいる、吉祥天はこの鬼子母神の娘神で、大黒堂の大黒天は鬼子母神の夫神にあたるとのこと。

これで七福神めぐりはおわった。雑司ヶ谷七福神はそれぞれが近場にあり、手軽にめぐることができた。七福神めぐりは全国各地にあるので、巡り歩いてそれぞれの神様像を比較してみるのもおもしろいかもしれない。それにしても日本人は昔から七福神が好きなようだ。

ふたたび雑司ヶ谷霊園の中を通り都電(路面電車)荒川線の雑司ヶ谷駅にむかった。
 雑司ヶ谷霊園は約3万5千坪に及ぶ都営の共同墓地で、著名人の墓が多い。管理事務所に霊園の案内図が準備されていて、樹木も多く散策に訪れる人も多いようだ。

都電に乗ったのはいつのことだったか覚えていないが、いずれにしろ久しぶりで懐かしく独特の運転音にひたり、揺られながら王子駅前まで乗った。卵焼きのおいしいという大衆割烹“半平”で遅い新年を祝った。あきたらずさらに日本酒のうまい店に行こうとふたたび都電で大塚駅前にもどったが、あいにく(さいわい?)店が閉まっていてここでおひらきとなった。